ADOBE® PREMIERE PRO® 2.0 お読みください

2006 年 1 月

このファイルには、最新の製品情報、Adobe Premiere Pro マニュアルの更新情報およびトラブルシューティングに関する情報が記載されています。このファイルは、いつでも参照できるように印刷してマニュアルと一緒に保管しておくことをお勧めします。

『Adobe Premiere Pro ユーザガイド』の情報は、すべて Adobe Premiere Pro のヘルプメニューから参照することができます。また、PDF 版のオンラインヘルプも用意されており、DVD のドキュメントフォルダに収録されています。Adobe Reader は、アプリケーション DVD からインストールできます。

トラブルシューティングや製品の情報について詳しくは、ユーザガイド、オンラインヘルプ、またはアドビ システムズ社の Web サイト(http://www.adobe.co.jp/main.html)を参照してください。

この文書は、以下の節で構成されています。

必要システム構成

対応しているサードパーティ製ハードウェアについて詳しくは、互換性のあるハードウェアのページ(http://www.adobe.co.jp/products/premiere/dvhdwrdb.html)を参照してください。

インストールとライセンス認証について

お使いのコンピュータが Premiere Pro の必要システム構成を満たしていることを確認してください。必要システム構成は、Adobe Premiere Pro のパッケージと、この「お読みください」に記載されています。

インストール時にシリアル番号を入力する必要があります。シリアル番号は、DVD ケースの裏に記載されています。ソフトウェアを Web サイトからダウンロードした場合は、ご購入を確認する注文手続き完了画面に表示されます(注文手続き完了画面のコピーは電子メールでお届けします)。ソフトウェアのダウンロードの際に、アドビ システムズ社を通じて購入された場合は、アドビ システムズ社の Web サイトの「注文履歴」で製品のシリアル番号を確認することもできます。アップグレード版をインストールする場合は、前バージョンのシリアル番号が必要です。

Adobe Premiere Pro をインストールしたら、ソフトウェアを起動し、ヘルプメニュー内の「登録」からオンライン登録をするか、http://www.adobe.co.jp にアクセスして製品を登録し、製品情報を入手してください。

Adobe Premiere Pro のインストール、起動およびアンインストール

Adobe Premiere Pro を使用するためには、Adobe Premiere Pro をハードディスクにインストールする必要があります。Adobe Premiere Pro をアンインストールする必要がある場合は、Windows のコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」ユーティリティを使用するか、アプリケーション DVD を実行してください。

Adobe Premiere Pro をインストールするには

  1. Windows を再起動します。ほかのアプリケーションは起動しないでください。
  2. 次のいずれかの操作を行います。

Adobe Premiere Pro のライセンス認証

ライセンス認証は、ソフトウェアをインストールしてから 30 日以内に完了する必要があります。手続きは簡単です。ライセンス認証を行うとソフトウェアを使用し続けることが可能になると同時に、使用許諾契約書で許可されている台数を超える台数のコンピュータにソフトウェアをコピーすることを防ぐ役目をします。Adobe Premiere Pro のライセンス認証を行う手順は、以下で説明しています。ライセンス認証について詳しくは、アドビ システムズ社の Web サイト(http://www.adobe.co.jp/activation/main.html)を参照してください。

Adobe Premiere Pro のライセンス認証は、インストールの途中またはインストール後にインターネットまたは電話を通じて行うことができます。インターネット経由のライセンス認証は、数秒で完了します。

コンピュータのハードディスクドライブを交換したり、フォーマットし直した場合は、ソフトウェアのライセンス認証を再度行うことが必要になることがあります。ソフトウェアをほかのコンピュータにインストールする場合は、まずライセンス認証を転送する必要があります。ライセンス認証を転送すると、転送元のコンピュータのライセンス認証は無効になり、新たに別のコンピュータでライセンス認証することができるようになります。

Adobe Premiere Pro のライセンス認証を行うには

  1. インストール中またはソフトウェアを初めて起動したときに、ライセンス認証ダイアログボックスが自動的に表示されます。
  2. 最初のライセンス認証ダイアログボックスが表示されます。次のいずれかの操作を行います。
  1. 「その他のライセンス認証オプション」をクリックすると、ライセンス認証オプションダイアログボックスが表示されるので、以下のライセンス認証オプションのいずれかを選択します。

ソフトウェアのライセンス認証時に問題が生じた場合は、アドビカスタマーサービスにお問い合わせください。アドビカスタマーサービスの電話番号は、0570-067337(ナビダイヤル)または 03-5350-0407です。日本以外のカスタマーサービスの電話番号については、www.adobe.com/support/intlsupport.htmlを参照してください。

ライセンスを転送してほかのコンピュータでソフトウェアを使用するには

ライセンス認証を転送してソフトウェアをアンインストールすると、別のコンピュータにソフトウェアをインストールして再度ライセンス認証を行うことができます。

注意:同じコンピュータにソフトウェアを再インストールする場合を除いて、ソフトウェアをアンインストールする前に忘れずにライセンス認証を転送してください。

  1. コンピュータをインターネットに接続します。
  2. すべての Adobe アプリケーションを閉じます。
  3. Adobe Premiere Pro を起動します。
  4. ヘルプ/ライセンス認証を転送を選択します。
  5. 画面の指示に従って転送します。

Adobe Premiere Pro を起動するには

スタート/プログラム/Adobe Premiere Pro 2.0 を選択します。

Adobe Premiere Pro をアンインストールするには

  1. Adobe Premiere Pro を終了します。
  2. 次のいずれかの操作を行います。

重要:ユーザ登録

登録カードをご記入のうえ、すぐにご郵送または FAX でご送信いただくか、Adobe Premiere Pro のヘルプメニューから「登録」を選択してオンライン登録してださい。アドビのホームページ(http://www.adobe.co.jp/register)でユーザ登録を行うこともできます。テクニカルサポートおよび重要な製品アップデート情報を受け取るには、ユーザ登録が必要となります。

アカデミック版

SteadyMove プラグインは、Adobe Premiere Pro 2.0 のアカデミック版には含まれていません。アドビ製品のアカデミック版について詳しくは、http://www.adobe.co.jp/education/main.html を参照してください。

トラブルシューティングおよび既知の問題

パフォーマンス

Adobe Premiere Pro は 3 GB までの RAM を利用できるようになりました。拡張メモリを使用できるようにシステムを構成する方法について詳しくは、Microsoft 社の Web サイト(http://www.microsoft.com/whdc/system/platform/server/PAE/PAEmem.mspx)を参照してください。互換性に関する潜在的な問題を避けるために、ビデオカードおよびオーディオカードのドライバは、最新のものを使用してください。

一部のリムーバブルストレージデバイスは、スクラッチディスクの保存場所として使用できないことがあります。スクラッチディスクをリムーバブルストレージデバイスに指定すると、保存場所が有効ではないというエラーが表示されることがあります。エラーが表示された場合は、ほかの場所を選択してください。

プロジェクト設定内の再生設定の「デスクトップ表示モード」にて、「GPU エフェクト高速化」を選択している場合、モニタパネルのサイズを変更すると、「デスクトップ表示モード」が互換(非 GPU エフェクト高速化モード)に切り替わります。GPU エフェクト高速化を再び有効にするには、プロジェクト/プロジェクト設定/一般を選択し、「再生設定」ボタンをクリックして、 「デスクトップ表示モード」から「GPU エフェクト高速化」を選択します。

デバイスコントロール

シリアルデバイスコントロール用には、Pipeline Digital 社製ケーブルの使用を推奨します。詳しくは、Pipeline Digital 社の Web サイト(http://www.pipelinedigital.com)をご覧ください。それ以外のケーブルでは正常に動作しない可能性があり、アドビ テクニカルサポートではサポートを行っておりません。

1 つの IEEE1394 ポートに複数台のデバイスを接続している場合、デバイスコントロールは正しく機能しません。IEEE1394 ポートには接続するデバイスは 1 台のみとすることを推奨します。

フッテージの操作

長時間(1.5 時間程度以上)の .WMV ファイルを読み込むと、Adobe Premiere Pro が応答しなくなることがあります。

プロジェクトとは異なる優先フィールドがあるクリップを操作すると、ちらつきなど、優先フィールドに関する問題が発生することがあります。例えば、HD プロジェクトで DV フッテージを使用しレンダリングするとちらつくことがあります。

AVI ファイル内の MP3 オーディオには対応していません。DivX でエンコードされた AVI など、MP3 オーディオを含む AVI ファイルを読み込むと、オーディオが読み込まれません。

Adobe Photoshop ファイルを処理する際、C ドライブをスクラッチディスクに使用するため、 このドライブに空き領域がないと、エラーが発生します。Adobe Premiere Pro で Adobe Photoshop のファイルを使用する場合は、C ドライブに 1 GB 以上の空き領域があることを確認してください。

HD プロジェクトおよびフッテージの操作

ご使用のシステム構成によっては、Adobe Premiere Pro でキャプチャした MPEG HDV クリップを Windows Media Player で再生できないことがあります。Windows Media Player は、システムにインストールされている最新の MPEG コーデックを使用します。一部の MPEG コーデック(DVD プレーヤーアプリケーションに付属する MPEG コーデックなど)は HDV MPEG のフレームサイズをサポートしていません。MPEG HDV ファイルを Windows Media Player で再生できない場合は、ほかの MPEG コーデックをインストールしたり、Windows Media Player を一度アンインストールし、再度インストールしてみてください。

マルチカメラモニタでの HD フッテージのリアルタイム再生はサポートしていません。

プロジェクトマネージャ(プロジェクト/プロジェクトマネージャ)を使用してトリミングしたプロジェクトの新規作成をしても、HDV クリップや MPEG クリップなどファイルの形式によってはトリミングされないものもあります。新しいプロジェクトにはそれらのクリップ全体が含まれます。

オンボードの AJA オーディオの出力を介してオーディオクリップを再生すると、処理が遅くなることがあります。この問題が発生した場合は、AJA オーディオ出力の代わりに、より低いレンテンシを持つ ASIO 準拠のオーディオデバイスを使用してください。ソースウィンドウで CineForm HDV クリップを再生すると、フレームがコマ落ちします。

Adobe Premiere Pro 1.5.1 で作成した HDV プロジェクトを使用する場合は、再生前にタイムラインでコンテンツをレンダリングして、パフォーマンスを向上させます。バージョン 2.0 では HDV をネイティブに処理するようになったため、この操作を行う必要があります。

シーケンスの編集

マルチカメラモニタで編集を記録中に、再生を実行したままフローティングパネルの右上隅の閉じるボタンをクリックすると、編集内容はタイムラインに保存されません。マルチカメラモニタを閉じる前に、再生を停止してください。

NVIDIA 製カードを使用しているシステムでフルスクリーンデバイスを有効にすると、マルチカメラモニタのパフォーマンスが著しく低下します。また、HD プロジェクトにおいてフルスクリーンデバイスを有効にしたままだと、複数の外部モニタへの出力に失敗することがあります(特に、再生設定ダイアログボックスでモニタ 2 を有効にすると、シーケンスが再生されるときに両方のモニタに何も表示されません)。これらの問題を回避するには、NVIDIA の画面のプロパティでフルスクリーンデバイスを無効にします。

エフェクトおよびフィルタの操作

独自のエフェクトプリセットを保存するときは、ワークスペース上にエフェクトパネルが開かれていることを確認してください(ウィンドウ/エフェクトで開きます)。エフェクトパネルを開いていない場合、プリセットは保存されません。

タイトルの作成

Adobe Premiere Pro でインストールされる新しいタイトルスタイルは、スタイルライブラリに表示されません。タイトルスタイルパネルのメニューから「スタイルライブラリを追加」または「スタイルライブラリの置き換え」を選択することにより、これらのスタイルを探すことができます。スタイルライブラリを開くダイアログボックスで、Adobe Premiere Pro 2.0 アプリケーションフォルダの ¥Preset¥Styles フォルダ(初期設定の場所は C:¥Program Files¥Adobe¥Adobe Premiere Pro 2.0¥Presets¥Styles)に移動してください。

ビデオ出力

再生設定ダイアログボックス(プロジェクト/プロジェクト設定/一般)の外部デバイスが「なし」に設定されていると、テープへ書き出したときに映像が記録されません。

テープへの書き出し中に Adobe Premiere Pro アプリケーションウィンドウの外をクリックすると、書き出しが停止します。

Clip Notes

Clip Notes プリセットが更新され、ビデオ出力に際してのピクセル縦横比が改善されました。パフォーマンス向上を図るために、この新しいプリセットをインストールすることを推奨します。このプリセットをインストールするには、Adobe Premiere Pro アプリケーション DVD の ClipNotes フォルダを 使用中のハードディスク内の …¥Adobe Premiere Pro 2.0¥MediaIO¥Presets の中にコピーし、 既存の同名のフォルダと置き換えます。

30 分を超えるシーケンスを QuickTime 形式を使用して Clip Notes へ書き出すと、書き出しが失敗するか、生成される PDF のオーディオとビデオの同期がずれることがあります。長いシーケンスを書き出す場合は、Windows Media 形式を選択してください。

Clip Notes で作成した PDF で QuickTime ビデオを再生するときに問題が発生する場合は、最新バージョンの Adobe Acrobat または Adobe Reader がインストールされていることを確認してください。最新バージョンの Adobe Reader は http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html から無料でダウンロードすることができます。

DVD の作成

DVD マーカーは、メニューなしの DVD として作成した場合は(例えばファイル/書き出し/DVD へ書き出し)、チャプターとして書き出されません。オートプレイ DVD にチャプタポイントを作成する場合は、タイムラインでシーケンスマーカーを設定してください。

MPEG オーディオ形式を使用して NTSC DV プロジェクトを DVD に書き込むと、オーディオは書き出されません(NTSC DVD は、MPEG オーディオをサポートしていません)。Adobe Premiere Pro の NTSC DV 用 DVD 書き出しのプリセットは、初期設定で PCM オーディオ形式になっています。NTSC DV プロジェクトを DVD に書き出すときは、初期設定のプリセットを使用することを推奨します。

フレームレート 23.976 fps を使用して DVD に書き出す場合、N フレームの値を 12 に設定していないと、エラーが発生します。23.976 fps で DVD に書き出すには、DVD へ書き込みダイアログボックスで「設定」ボタンをクリックします。使用できる書き出しのプリセットのいずれかを選択します。「ビデオ」タブで、フレームレートポップアップメニューから「23.976」を選択します。N フレームポップアップメニューで、「12」を選択します(「N フレーム」フィールドを表示するには、「ビデオ」タブを下方にスクロールする必要がある場合があります)。

キーボードショートカットに関する記述の修正

Adobe Premiere Pro のヘルプでは、以下のキーボードショートカットが誤って記載されています。

日本語の使用

DVD レイアウトで 2 byte の数値文字を入力すると自動的に 1 byte に変換されます。どうしてもレイアウト上 2 byte の数値が使用したい場合は、Windows 上で数値をコピーペーストして使用してください。

EDL、AAF ともに 2 byte 文字はサポートしておりません。ファイル名やクリップ名として使用して書き出すことはできますが、他製品との互換性上問題が発生する恐れがあります。EDL や AAF をご使用される場合は、2 byte 文字をなるべく使用しないでください。

関連情報

アドビ システムズ社の Web サイトにある Adobe Premiere Pro のページ(http://www.adobe.co.jp/products/premiere/main.html)にアクセスしてください。チュートリアル、ユーザフォーラム、アドビ システムズ社のカスタマーサポートなどにアクセスするためのリンクを紹介しています。

また、Adobe が無料で配布しているテクニカルニューズレターの購読もお申し込みいただけます。テクニカルニューズレターは電子メールで送付され、技術的な情報やパッチなどの最新情報が掲載されています(http://www.adobe.co.jp/support/technews/main.html)。

法律上の注意事項

Copyright 2006 Adobe Systems Incorporated.All rights reserved.

Adobe and Adobe Premiere are either registered trademarks or trademarks of Adobe Systems Incorporated in the United States and/or other countries.Microsoft and Windows are either registered trademarks or trademarks of Microsoft Corporation in the United States and/or other countries.Intel and Pentium are trademarks or registered trademarks of Intel Corporation or its subsidiaries in the U.S.and other countries.All other trademarks are the property of their respective owners.